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ハリウッドはフランス映画のリメイクがお好き

昔、横浜フランス映画際に取材に行ったりする仕事をしていたことがある絡みで、フランス映画は、公開にならずにお蔵入りになったものまで含めて、結構たくさん見ています。

お気づきの方も多いと思いますが、娘の名前、愛恵莉(アメリ)は、私が大好きなフランス映画の主人公のもので、当時は名前の候補にセシル(『悲しみよこんにちは』の)も、あがっていました。ちなみに、ミドルネームのルチアは、イタリア好きの私がナポリのサンタルチアから取ったもので、まったくプエルトリコと日本の文化とはかけはなれた名づけになってしまいました。

さて、それはさておき、たくさんフランス映画を見ていると、その後ハリウッド映画をDVDなんかで見たときに、『これって、パクリ(リメイク)じゃん!』というものが多々あります。

新しいものでは、サラ・ジェシカ・パーカー、マシュー・マコノヒー主演の『Failure to launch』。これは、日本ではたぶん公開にならなかった、フランス映画の『タンギー』という映画のリメイクで、やはり親にパラサイトして、自立しないタンギーという青年を、両親があの手この手で追い出そうとする話。ハリウッドでは、それに花を添えるためか、サラ・ジェシカを息子を誘惑する女性役で登場させていますが、フランス映画版では、息子を追い出すためのあれや、これやの策略がメインのコメディーになっているのに対し、ハリウッド版はサラとマシューのラブストーリーがメインになっていて、これまたつまらないリメイクしちゃったなー、って感じでした。

あとは、ジョシュ・ハーネット、ダイアン・クルーガー主演の『ウィッカー・パーク』。こちらはロマーヌ・ボーランジェ、モニカ・ベルッチ、ヴァンサン・カッセル主演『アパートメント』のリメイクで、モニカ、ヴァンサン夫妻の出会いのきっかけとなった作品でもありますが、フランス映画版がいかにもフランスらしく、ドロドロ、アン・ハッピーエンドなのに対し、ハリウッド版はちゃっかり、ハッピーエンドになっちゃってるのがいただけませんな。

ほかにもまだまだありますが、結構アメリカ人って、フランス映画なんか見ないから、『よく出来た脚本だー』なんて関心してますが、パクリだっつの、パクリ!

by slimshady163 | 2007-08-11 00:51 | 映画

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